〔大震災から得た教訓を生かして〕
あの震災から9年
今日、3月11日は、9年前に東日本大震災が起きた日です。
改めて、この震災で亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
先日、福島県ではいまだに風評被害が続いており、困っている方々がいるというお話を聞きました。
避難生活を続けている方も、まだ5万人弱いらっしゃるそうです。
SDGsで福島を元気に
そんな中、SDGs(持続可能な開発目標)で福島を元気にしようという取り組みがなされています。
SDGsの掲げる17の目標は、「貧困をなくそう」「安全な水とトイレを世界中に」といった大切な内容ばかりですが、目標が大きすぎて自分には関係のないことと思われがちです。
けれども、東日本大震災のような大きな災害が起こり、被害が出ると、私たちの生活にいきなりそういう課題が立ちはだかります。
- 建物が倒壊してしまって、家に住めない……。
- 水が出ない、トイレがない、電気がこない、寒い、暑い……。
- 食べるものがない、生理用品がない、日用品が手に入らない、薬がもうすぐなくなる……。
- 交通網が止まって移動ができない、食べるものがない、病院に行けない、仕事に行けない、学校に行けない……。
そういう思いをした方々が、
「福島の誰もがSDGsに取り組むようにしたい」
と、「ふくしまの環境を良くするSDGs推進宣言 」を募集しています。
世界中から注目を集める福島だからこそ、『注目』を『発信力』に変え、地域、日本、世界のためにアクションを起こしたいという前向きな姿に感動します。
不自由さを共感する中で迎えた今日
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、誰もが多かれ少なかれ不自由な生活をしている中で、この日を迎えました。
被災した方々の大変さは推し量ることしかできないけれど、少しでも『当事者意識』をもって当時の被災地の様子を想像し、今も続く被害について考える機会にしたいと思います。
そして改めて震災の備えをし、様々な復興支援プロジェクトの中から自分にもできそうなことを見つけて参加したいと思います。
本日午後2時46分、あなたはどのような思いで祈りを捧げますか?