〔物販が面白くなってきたわけ〕
成果や収益を得るためだけでなく
最近になってようやく、本業の物販が面白くなってきました。
今まで物販は私の中で、
「ビジネスを学ぶための手段」「本当にやりたいことをやるために利益を得るための仕事」
という位置づけだったのです。
だから扱う商品は私にとって、「需要がある(誰かにとって価値がある)」「利益が出る」「仕入れやすい」
という物でしかありませんでした。
元々物に対する欲がなくて、例えばアクセサリーを見て美しいなとは思っても、それを購入して身につけたいとは思いませんし、部屋の中にはできるだけ物を置きたくない性質です。
それでセブの会社勤務の時には
「もう少し物に興味をもってくださいよ」
と社長に言われたくらいです。
セブのゲストハウスで各国から来るゲストをもてなす時に、どういう物を揃えたら居心地良く過ごしてもらえるか、などを考えるのが苦手だったからです。
でも、お店で買い物をすること自体が好きでないので、なかなか物に興味をもつことができずにいました。
意識が変わったきっかけは
意識が変わったのは、輸出に力を入れ始めてからです。
日本文化に関するものが海外の方に人気があることはセブ生活で知っていましたから、始めは
「日本的な物を出しておこう」
という感じでした。
そんなある日、日本製のカップを購入してくれたオランダ人女性とメッセージのやりとりをしている時、その女性が
「日本のキティちゃんが可愛くて大好き」
と書いていたのです。
そこで、100円ショップに行って、表紙にキティちゃんの絵が描かれているピンクのノートを購入し、おまけとして同梱しました。
ほんの100円の物でしたが、それをとても喜んでくれたのが嬉しくて、それからキティちゃんに注目するようになりました。
するとキティちゃんが、各方面でものすごく活躍しているということがわかりました。
政府の方々とも仲がいいし、様々なキャラクターとコラボしているし、YouTuber業もやっています。
私の中でキティちゃんは、
「女子に人気のある猫のキャラクター」
から一気に
「日本が誇れる才能豊かな白猫さん」
に変化しました。
面白いなと思えることに取り組む
面白いなと思ってそれからは、商品を扱う時にそれに関わるトピックを探し、商品説明に入れるようにしました。
それまでは事務的に、素材やサイズを書いていたものを、
「この商品は日本ではこういう層に人気があって、こんな使われ方をしています。私はこの商品のこういうところが好きです」
という文を加えるようになってから、苦痛だった商品説明がとても楽しくなりました。
一つ一つ丁寧に調べていると商品に愛着が湧きますから、今まで苦手だったリサーチも苦にならなくなりましたし、梱包も今まで以上に丁寧にするようになりました。
その流れは恋愛にも似て
これは何事にも言えることで、
「興味をもつ→対象のことをもっと知りたいと思う→調べているうちに好きになる→好きな対象にアプローチしたくなる」
という流れは恋愛にも似ているかもしれません。
物販の場合の
「対象へのアプローチ」
は仕入れやシェアでしょうか。
そして同じ物が好きな人と意気投合すれば、物販ビジネスはうまくまわっていきますね。
情報が溢れる今の時代だからこそ、その人にしかないストーリーを届けることがとても大切になってくると思います。
あなたはどんな物や事をシェアしたいですか?
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