『2019.5.1の相談〜苦手な子と同じ班になっちゃった』
人間関係を構築するのは、大人にとっても難しいことです。ましてや世界が狭く経験の浅い小学生ならなおさら。
ですから子どものうちは、友だち関係で悩むことが多いですね。
子どもたちは遊びや学習活動の中で様々な子と触れ合って、時には仲良くなり時にはけんかをしながら、人との距離感を探っています。
友だちを通して、または友だちとの関係を通して、自分を発見していくので、大人はそれに口出しをしないようにしたいものです。
《親子の会話例》
(子)班替えで、うるさい女子たちと一緒の班になっちゃったよ。
(大人)うるさい女子たちって?
(子)AとBとC。おしゃべりだし、お節介だし。苦手なんだよね。
(大人)ああ、しっかりしたメンバーだねー。
(子)良く言えばしっかり、悪く言えば気が強いメンバー。
(大人)いい機会だから、強気女子とうまく付き合う方法を探ったら?
(子)そうだね。ちょっと戦略練るかあ。
(大人)トラブルになってもできるだけ自分たちで解決してね。話は聴くけど。
人間にはもって生まれた性質があり、人間関係に関しても
「合う」
「合わない」
があります。
ですから私は教員時代も
「誰とでも仲良くはしなくていいけれど、協力すべき場面では協力できるようにしましょう」
と言っていました。社会に出てからも苦手な人は出てくるので、常に避けるということは難しいと考えるからです。
苦手な人と交流する時にはどのくらい距離をとれば安定した気分で接することができるのかなど、今のうちから自分の人間関係の距離感を把握してほしいと思います。我慢して自分を抑える必要はありませんが、できれば苦手な人とも交流をし、そこから大いに学んでほしいと思っています。
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