子どもの自己コントロール力協会

【食べ物の好き嫌いは悪いこと?】

『2019.2.9の相談〜食べ物の好き嫌いは悪いこと?』

これは賛否両論がはっきり分かれるテーマだと思います。私は肉が食べられず、子ども時代、学校で
「全部食べるまで席を立ってはいけない」
と言われて残されていたので、給食の時間が苦痛でした。
弟は野菜嫌いでしたが、給食は何とか食べていたようです。

今になって振り返ると、幼い頃に鶏が首を刎ねられる場面を見てしまって肉が食べられなかった私と、味が苦手で野菜を避けていた弟では、同じ『好き嫌い』でくくれないのではないかと思います。
好き嫌いには他にも様々な理由があるようです。

 

《親子の会話例》
(大人)おかえり!A君の家のたこ焼きパーティー、どうだった?
(子)楽しかった!ぼくね、好き嫌いがなくてよかったよ。
(大人)なんで?
(子)タコだけじゃなくていろんなものを中に入れたんだけど、みんな好き嫌いがあるんだよね。
(大人)うん、うん。
(子)ぼくは何でも食べるから、全種類食べられたんだ。
(大人)なるほどね。好き嫌いがなくてよかったね。
(子)好き嫌いの多い子って食事のたびに大変だよね。
(大人)あなたが好き嫌いのない子で、お母さんも献立を考える時に助かるよ。

 

好き嫌いが悪いことか?と聞かれると、「悪い」とは言えないと考えます。周りから見るとわがままに見えるかもしれませんが、本人にとってはどうしようもないことだからです。
ただ、好き嫌いがあると生活の中で損をする場面があると思うので、何でも食べられるにこしたことはないでしょう。

好き嫌いといっても、本能的に
「これは摂ってはいけない」
と感じるもの(動物として苦味を避けるなど)、親の嗜好の影響(親が作る料理を食べているので、影響は大きいですよね)、私のように経験で食べられなくなるもの、アレルギー(中には一度食べて体調を崩したことで、次に食べた時にも体調を崩してしまう、という例もあるようです)、単に見た目で好き嫌いを感じる場合、食べづらさが嫌いな場合など理由も様々なので、それぞれに合った克服法が必要なのだと思いますが、いかがでしょうか。

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