子どもの自己コントロール力協会

【五感を使うってどういうこと?】

「五感を使う」ってどういうこと?

『2019.4.2の相談〜五感を使うってどういうこと?』

今、私の住む八女では桜が満開でそれは美しいです。
美しい風景の中にいると、日本というのは五感を刺激するものが豊かにある国だなあと思います。

美しい景色を見て、暖かい春風を肌に感じ、花の匂いを嗅ぎ、鳥のさえずりを聞きます。先日は桜茶をいただき、春の味覚を楽しみました。
自然の中に身をおいたり、芸術作品に触れたりして五感を働かせると、感受性が育ち、想像力が養われます。

《親子の会話例》
(大人)近所の川べり、菜の花の黄色が眩しいね!
(子)え?そう?
(大人)毎日ジョギングで通ってるでしょ?
(子)気がつかなかった。
(大人)少し景色も楽しんで走ったら?
(子)そうだね。カレーの匂いとかには気がつくんだけどね。
(大人)そうそう。カレーのいい匂いもしてた。
(子)あとね、花見をしてる人たちの歌声が聞こえてた。
(大人)どうして菜の花には気づかないかねえ。

けれども、感覚を研ぎ澄ませて美しいものを味わっても、それを表現しようと思ったら言葉が必要です。
今はスマホなどで気軽に画像を撮れるので、画像で表現できる場面には強いかもしれません。けれども、言葉で感動を伝える場合は、
「桜がきれいでした」
では感動が伝わらないので、語彙力が必要になってきます。

五感で敏感に感じる経験と共に、形容詞、形容動詞だけではない比喩的な表現の仕方や、自分なりの表現の工夫も身につけさせたいものです。

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