『2019.3.22の相談〜親に似ているのが嫌なのはどうしたらいい?』
教員時代、家庭訪問や参観日に保護者を見ると、
「ああ、この子はお母さん似だな」
「お母さんに似てないからお父さん似かな」
などと思っていました。
子どもは特に、一番身近にいる親御さんのしぐさや言葉遣いを無意識に真似ているので、似ているなと感じさせることが多いようです。
でも、自分は自分。親とは別の個人なので、気にすることはないと思います。きっと自立すると、似ていない部分が増えてくると思います。
《親子の会話例》
(子)隣のおばさんに会ったら、またお母さんにそっくりって言われた。
(大人)なんで不満そうなのよ。
(子)だって男なのに女のお母さんに似てるの嫌でしょ。
(大人)あら、男性芸能人には女性みたいな綺麗な顔の人が多いじゃない。
(子)女性みたいな顔と、女性のように綺麗な顔は違うよ。
(大人)私に似た可愛い顔立ちに産んでもらったんだから感謝しなさい。
(子)可愛い……ねえ。
(大人)なんで不満そうなのよ。
子どもが親に似るのは、遺伝、親がつくった環境で育ったこと、親の真似をしてきたことによるものなので、どうしようもありません。
でも、遺伝的なものはともかく、環境や習慣は変えられます。
顔立ちがそっくりでも、表情や雰囲気で見た目はずいぶん変わりますね。それに、年を経るごとに、人間性が表面に出てくるといいます。
親に似ていることを気にせず、一個人としての成長を目指し、自分に自信がもてると良いなと思います。
メルマガ【幸せ言葉教育】の申込はこちらから