子どもの自己コントロール力協会

【担任の先生を選べないの?】

『2019.2.5の相談〜担任の先生を選べないの?』

昨日に引き続き、『苦手な人』に関するご相談です。友だちの場合は、無理にその人と付き合わなくても、別の友だちと仲良くすることができますが、担任の場合は1人ですから辛いものがありますね。
しかも小学校だと、毎日何時間も(平日であれば親よりもたくさん)顔を合わせていることになります。学級担任が苦手な先生だと、本当にきつい思いをすると思います。

教員にしても、人間ですから、苦手な子どもや苦手な保護者がいます。どちらにとってもしんどい学級担任制は、早急に変える必要があると私は考えています。

 

《親子の会話例》
(子)最近A君が学校に来てないんだ。
(大人)不登校?
(子)うん。前から先生が苦手、学校行くの嫌だって言ってたんだよね。
(大人)そうなんだ。合わないんだね。
(子)うん。先生にそれを言ったやつがいてさ。
(大人)先生はなんて?
(子)嫌なところがあれば変えていきたいって。でも、相手の嫌なところって人によって違うじゃん。
(大人)そうだよね。大勢で生活してるから、全員に合わせるのは難しいよね。
(子)校長先生に、担任の先生を選べるようにしてくださいってお願いしようかな。

 

学校では年度末になると学級担任を決めます。決め方は学校によって違いますが、どの学校でも一応、一般教員の希望をきいてくれます。
その時に人気がないのが高学年担任。担任を慕ってくれることが多い低学年に比べ、思春期に入る高学年は関係を築くのが難しく、教科内容も複雑で準備が大変、そのうえ行事なども教員の負担が大きいからです。

私が常々主張しているのは、基礎的な学習をする低学年は学級担任制にして1人が総合的に担当する、中・高学年は教科担任制にしてより専門的な内容を選択して学ぶというものです。
でもこれを実施するには教員が不足しすぎています。これは教員の労働環境の悪さが大きな原因でしょう。

ということは、まずは教員の労働環境を改善するところからだと私は考えますが、いかがでしょう?お子さんと一緒に考えてみませんか?

メルマガ【毎日しあわせ人生教育】の申込はこちらから

    モバイルバージョンを終了